ニューヨークのお部屋探し!成功させるコツは用語の基礎知識にあり

ニューヨークに住んでみたいと思ったら、まずはお部屋探しをしなくてはと思いますよね。でもニューヨークに住んだことのない方は、いきなりネット検索しない方がいいです。大量の検索結果を見てぼうぜんとするだけですから。

まずは地域の名前とかエリアの情報、そして物件の用語などを知りましょう。そのような基礎知識をもつことがニューヨークのお部屋探しの成功につながるのです。

そこで今回はニューヨークに3年間在住した私がお部屋探しの前に知っておきたい基礎知識についてご説明させていただきます。

ニューヨークお部屋探しの基礎知識

ニューヨークでのお部屋探しは日本でのやり方とだいぶ違います。それに物件関連の用語や間取りの表し方も違うので、お部屋探し用語の基礎知識について知りましょう。

そしてもう一つ大事なことは、住む地域について知ること。つまり、ニューヨークにはどこにどんな地域があるのかを把握しておくことです。

ニューヨークの賃貸物件は「アパート」であり「マンション」ではない

日本では鉄筋・鉄骨コンクリート造りで3階以上ある比較的大規模な共同住宅なら「マンション」と呼びますが、英語の”mansion“とは「大邸宅」のことです。

ニューヨークでは、どんなに立派な建物でも”aparatment“といいます。

賃貸のお部屋を探しているという英語は、“I’m looking for an apartment for rent.といいます。

でもちょっとこの英語に違和感を持ちませんか? だって部屋を探しているのですから、”I’m looking for a room.”と言いたい。でもそれじゃ通じないのです。

住所の記載にしたって、”Apt.#3B”というように「アパート3B室」と書き、”Room #3B”とは書かないのです。

マンハッタンの地区名は住み分けを現す

住所にこそ記載されませんが、マンハッタンはその居住エリアにそれぞれ名前がついてます。それはどんな地域でどのような人たちが住んでいるのかという「住み分け」を分かりやすく現してくれるものですので、お部屋探しの目安になります。

まずざっくりと北から次の3に分けられています。

  • アップタウン
  • ミッドタウン
  • ダウンタウン

ミッドタウンはホテルやブロードウェイ劇場のひしめく商業エリアで、ダウンタウンにはビレッジやソーホーなどアートや音楽の商業エリアと金融街ウォール・ストリートのあるロウアー・マンハッタンがあります。

マンハッタンの代表的な住宅地は、アップタウンのセントラルパーク周辺にあります。セントラルパークの東側には高級住宅街として有名なアッパー・イースト・サイドがあり、西側のアッパー・ウエスト・サイドは私が住んでいた1990年代当初は庶民的な地域だったのですが、近年は高級化して家賃が半端なく高騰しているようです。

セントラルパークの北側にあるハーレムにしても長年治安が悪い場所として有名でしたが、クリントン元大統領がウエスト・ハーレムの120丁目に住み始めたことを機に居住区としての人気が高まると同時に家賃も上がってきてます。

マンハッタン内にしてはお手軽家賃で住めそうなのが、イースト・ハーレムです。治安が改善されましたし、通勤や通学にも意外に近いのでおススメです。

地域についてはこの記事に詳しい説明がありますので、ご覧になってください。ニューヨークの地域について知ってニューヨーク・ライフをイメージしよう

間取りの表現の仕方が違う

部屋の間取りの表現の仕方は全然違います。ニューヨークでは、寝室の数と浴室の数を基本に表記します。ワンルームは、”studio”といいます。

こんな風に表記されます。

間取りの表記例

$700.00, Brooklyn, NY  1 Bed, 1 Bath (賃料700ドル、ブルックリン、ベットルーム・浴室各1)

ただし、Bathと記述がないからと言って「風呂なし」と思わないでください。 トイレがついたシャワー室があるけれども、浴槽がないという意味です。

バス・トイレが他の部屋の住人と共同という場合は、”Shared Bath”となります。

ネットでお部屋探しするときにはこうしよう

地域の名前と情報を知り、お部屋探しの基礎用語も知ったら、さあ、いよいよお部屋の情報をネットで検索してみましょう。

検索は日本語か英語か、どちらがいい?

英語に自信がないからと、日本語での検索を選んでしまいたくなるかもしれませんが、私は英語での検索をおススメします。

日本語で検索した場合は、主な検索結果としてニューヨークにある日系の不動産屋さんのサイトが出てきます。こちらは企業が家賃を負担する在住勤務の方々やニューヨークでビジネスをする方々などが利用するため、学生やアーティストには手が届かない物件(家賃は最低でも月1000ドル)が多いからです。

ただし、英語サイトを見る前の「慣らし」として日本語サイトを見ることはとても参考になります。

それでも英語で検索するのに自信がないという方でも、安心してください。翻訳機能を使えば理解できますよ。

検索の手順

まず、自分の住みたい地域をニューヨーク市内と決めた場合は、”New York City apartment for rent”と入力してください。

筆頭に出てきた、StreetEasyというサイトを例に説明しますね。

Location(地域)、Price(価格:最低~最高)、Bedrooms(寝室の数)、Bathrooms(バスルームの数)をプルダウン・メニューから選んでSEARCHボタンをクリックすれば検索結果が出てきますよ。

こだわるところが日本と違う

日本では築年数が古い物件は好まれません。でもニューヨーク市のアパートは築100年ごえはざらです。むしろその長い歴史に価値を見出している感があります。

だから物件の説明に築年数なんて書いてありません。

日当たりにもこだわっていないようです。高い建物が隣接して建てられていますから日が当たらないのは当たり前だからでしょうか。洗濯物を外に干さないからでしょうか。それとも昼間はほとんど家にいないからでしょうか。

日本では違反なこともOK

ニューヨークのアパートは、なんと、「また貸し」がOKなのです。たとえば自分が旅行や出張などで長期的に不在になる場合、他の人に自分の部屋を貸し出して自分が賃料をもらってもいいのです。

私も日本に3週間ほど一時帰国するときに「また貸し」(サブレット“sublet”)をさせてもらいました。だって、自分が住んでいない間の家賃を払うのってもったいないですからね。ほんとにこの制度には助けられました。

不動産屋さんを利用しないでも物件は見つかる

日本の場合、物件を探すときは不動産屋さんに行かずにネット検索しても、結局は不動産屋さんに行って契約しますよね。大家さんに直接交渉して直接に契約というやり方は一般的ではないですよね。

でもニューヨークでは、不動産屋さんを通すと結構な手数料が発生するので、学生とかアーティストとかなるべく家賃を低くしたいと考えている人たちは不動産屋さんを通さない方を好みます。

私が住んでいた時は、学生向けの物件情報は大家さん自家製のチラシが校内の掲示板や街の電柱、公衆電話、スーパーマーケット、飲食店などに貼りだされてました。日本人向けの新聞にも載ってました。(ネット検索がまだ一般的ではない時代でした)このチラシをもって大家さんのところに行き、直接交渉をするわけです。

今はもちろんネットやSNSでの情報収集が主流ですが、大家さんに直接交渉は今もありです。

私が理想の物件を見つけた方法

私はニューヨークに行く前から学生寮に2か月間だけの入居を申込みしておきました。着いてからすぐにお部屋探しをするのは無理だと思いましたし、ニューヨークでの暮らしに慣れたところで落ち着いて物件を探したかったからです。

最初は私も不動産屋さんに行こうとしたのですが、ニューヨークの不動産屋さんの店構えはどれも敷居高くて入れませんでした。

そうこうしているうちに学内の学生サポートセンターがネットで物件の情報を提供していることを知り、さっそく利用しました。この情報はそこの学生のみが閲覧できるものでしたので、大学が提供する情報なら安心で信頼できるものだろうと思ったからです。

ホントに私は運が良かったです。だって住みたいなと思っていたアッパー・ウエスト・サイド(Upper West Side)の物件情報がすぐに見つかったからでした。

もう、さっそく大家さんに会いに行き、お部屋を見せてもらったら、なんと私の理想とピッタリでしたからその場で決めました。(2 Bed, Sharedという物件で、トイレ・シャワーがついた個室があり、キッチンは共有、リビングは大家さんのアトリエというものでした。)

不動産屋さんを通してなくてもちゃんと賃貸契約書を交わしてくれましたよ。しかも手数料は無し、”deposit”(敷金)として1か月分の家賃と前家賃を1か月分支払ったところで、晴れてあこがれのUpper West Sideに住むことになったのでした。

そのアパートは下の写真のような外観。私の大好きなミュージカル映画「ウエストサイド物語」(West Side Story)に出てきたような非常階段がついていたのでした。

私が住んでいるときにすぐ近所で映画「ユー・ガット・メール」(You’ve Got M@il)の撮影があったんですが、私の住んでいたアパートもチラッと登場したのですよ。(写真は典型的なニューヨーク市のアパート)

まとめ

いかがでしたか? ここではニューヨークでお部屋探しをする前に知っておきたい地域の情報や、基本的な用語の解説などをご説明させていただきました。

でもここで説明したのは初めの一歩手前のことがらばかりです。実際にお部屋の情報を見つけてから契約にこぎつけるまではなお長い道のりがあり、ここでは説明しきれません。この先のことがらについては追々書かせていただきますね。

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