
40代で独身の女性の皆さん、あなたはどんな休日の過ごし方をしていますか?
私は休日が嫌いでした。だって休日にやることがないのですから。
何もしないで一人で過ごす休日はホントに寂しいし、むなしいものでした。
そんな40代の休日を振り返ってみて、もったいなかったなと思います。
休日に何もすることがないのであれば、何もしないことを前向きにとらえてみたら良かったのにと思ったのです。
そこで今回は、自分のための前向きな何もしない時間を持つことの大切さをお伝えします。
Contents
40代独身女性には休息が必要
独身のメリットは一人で気軽に自由に行動できることですよね。
私が独身生活初期のころの休日は、趣味や旅行、カルチャーセンターで学ぶ、自分探しセミナーなどいろいろやって過ごしていました。
休日に何らかのスケジュールを詰め込んで忙しくしていることで、一人で過ごす休日の寂しさを紛らわせていたのかもしれません。
でも独身生活が10年、15年、20年と続いていくうちに一人遊びのネタが尽きますし、飽きてしまうんですよね。
40代になると仕事が慢性的に忙しくて、定時になんて帰ることなくフル回転で働いているので、週末には疲れが溜まってもうクタクタ。だから休日は昼まで爆睡する日と決めてました。
もはや、休日にどこかへ出かけようという発想は無かったですね。そもそも一緒に行く人がいないんです。
ほとんどの女友達は結婚してますし、同じような境遇の独身の友人を誘うのも自分の鏡を見ているようで”なんだかなぁ”って思っちゃうからです。
そりゃ、一人で出かけることはできますけど、休日はどこもかしこもカップルや家族連れが楽しそうにしていて、自分の居場所がないような気分。嫌になっちゃいます。
だったら休日は部屋に引きこもって、普段は忙しくてできない洗濯、掃除、片付けなど家事をしてました。
むしろ休日は仕事をしていた方がいいと思ってましたよ。だって誰もいない静かなオフィスは、溜まった仕事を集中して片付けられますからね。
でも休日出勤を終えて帰宅するときの気分って、空しかったなあ。
とにかく一人で過ごす休日は何をやっても楽しくないものです。
そんな風に感じたのは私だけかもしれませんが、40代独身のワーキング・ウーマンたちには一つだけ共通していることがあると思います。
毎日忙しくて、疲れが溜まっている
だからこの辺で途中休憩をとってみませんか。
溜まった疲れをとって、癒されて、リフレッシュする
過去を振り返ったり、今後の人生について考えてみる
そういう途中休憩の時間をとるために、”何もしない休日”を過ごしてみませんか。
何もしない休日を過ごそう
ひと月に1日でいいです。”何もしない休日”を過ごしましょう。
”何もしない”なんて言われたら、”私のいつもの休日と同じだわ!”と思うかもしれません。
でも、違うんです。
”何もしない”ことの内容が違います。
そしてこの”何もしない休日”を人生の中間地点にいる40代のあなたが今、過ごすことが違いを生み出します。
今後のあなたの人生が大きく転換するきっかけになるかもしれないのです。
それでは、”何もしない休日”についてご説明します。
何もしないってホントに何もしないの?
ホントに何もしないわけではありません。
食事や睡眠など生命維持に関わることはやります。
掃除、洗濯、買い物など普段の休日でやっていることで、必要だと思うことはやってください。
毎朝ストレッチしているなど、良いルーチン(習慣)があれば今日もやりましょう。
ただし、この日だけは必要最低限でとどめておいて、その他のことはやらないでください。
これはどうしても今日やらなければならないことかどうかを考えて、選んでください。
必要最低限のことを選んでそれをする。
実はここから”何もしない”が始まっています。
”何もしない休日”は、”やらないことを選んでやらない日”でもあるからです。
あとで説明しますが、このように”やらないことを選ぶ”ことにはとても重要な意味があります。
何もしない休日をいつにするか?
その休日には必要最低限のことしかしません。
だから、”何もしない休日をいつにするか”ということも、よく考えて選ぶ必要があります。
無理な日程にしてしまうと、あれやこれやと気になってしまうので休めなくなります。
もちろん、誰かと会う約束がある、美容院に行くなど予定が入っている日は避けましょう。
突然、誰かが訪ねてきた、急に予定が入ったときなどは中止していいです。
また、”何もしない休日”の何もしない時間の長さは”何時間とらなければいけない”ということはありません。
1時間でもいいですし、好きなだけ時間を使ってもいいです。
自分が納得できればその時間でいいのです。
おススメの時間帯は、早朝です。
生活音が聞こえないので、静かな時間を過ごせます。
そして”何もしない休日”を少なくとも月に1回はとってみてください。
もちろん、もっと多くてもいいんですよ。
何もしない休日にすること
”何もしない休日”の目的は、まず疲れが癒されること、そして、ゆっくりと考える時間をもつことです。
こんなことをやってみてはいかがでしょうか。
この3つを一日でやる必要はありません。何日間に分けて結構です。マイペースで行ってみてくださいね。
もう一つ大事なことは、こうしたことで何かの結果を出さなければとか、成果を得なければとか思わないでください。
勉強でも仕事でもないのです。休息なのですから。
まず、疲れを癒しましょう
これまでの人生で溜まった心身の疲れを思う存分癒す時間をとりましょう。
疲れを癒すためには、やっぱり寝るのが一番です。
だから、何もしない休日は好きなだけ寝て普段の睡眠不足をとり返してしまってください。
あまり長い時間ねてられないタイプの方もいると思います。その場合は、目は覚ましていてもいいので、体を横たえ、ただ、ぼーっとしましょう。
私の何もしない休日の始まりは、朝風呂です。朝ごはんはフルーツやスムージーだけ、または食べないで、ぬるめのお湯にゆっくりと20分から30分ぐらいつかります。
お風呂から上がったら、お気に入りの部屋着を着てだらだらとします。何もしません。また寝てしまったりします。そして、洗濯とか掃除などは午後からやります。
- リラックスできる服を着ましょう。
- 目も頭も休ませるため、スマホやインターネット、テレビ、新聞など情報を提供するものを見ないでください。
- 音楽をかけるのなら、インストルメンタルにして、歌詞やその音楽に聞き入らない曲を選んでください。
- 飲み物はコーヒーなどカフェイン入りでなく、ハーブティーや白湯、水を飲みましょう。
- 部屋の温度を快適にしておきましょう。
- 冬季は冷えないように、ひざ掛けなどを使ってください。
- とにかく、何もしないことに罪悪感を持たないようにしましょう。
過去と今に感謝しましょう
これからの人生について考える前に、ぜひ、過去や今のことを感謝する時間をもってください。
どんな小さなことでも感謝することによって、心が穏やかになり、落ち着いてきます。
気持ちや考えがポジティブになってきます。
私は、”感謝することなんて無い”と思うほど現実に対して悲観的になってしまうときがありました。
そんな時にこそ、半ば無理やりにでも、感謝ノートを書いてみることにしました。
たとえば、こんなことを書きます。
- 今朝も朝ごはんが食べられる。ありがとう。
- 今日も何事もなく一日が終わった。ありがとう。
自分のことだけでなく、他の人たちのことを感謝してみたところ、もっと感謝がこみあげてきました。
- お母さんが元気で米寿を迎えられた。ありがたい。
- お友達夫婦に赤ちゃんが生まれた。ありがたい。
- 今日も電車が時間通りに走っている。ありがとう。
こんな風に感謝を書き出してみると、目で見ることで感謝を深められました。自分の今の現状に悲観的な思いになっていたところ、その考えが少しずつ前向きに変化していくようになりました。
ぜひ、感謝する時間をもってください。
将来へ思いをはせてみましょう
現実的でなくても構わないです。
たとえば、”これはお金がないと無理だな…”などと考えないでいいです。
将来への希望を自由に考えて、想像してみてください。
これも書き出してみることをおススメします。
絵に描いてみるのもいいですよ。
やらないことを選ぶと大切なことが見えてくる
現代のように忙しい社会では、私たちは生きているだけでストレスを感じます。
いつも時間に追われています。何らかのプレッシャーを感じています。テレビやインターネットからあふれるほどの情報が入ってきます。ものごとが凄いスピードで変わっていきます。
周りがやっていることを、私もやらなければならないと思ってしまう”何かをしなくてはモード”がいつも全開になるので、とても忙しいです。
こうして私たちは知らず知らずのうちに、急がされていますし、自分には必要のない情報が流れ込んできます。
その結果、”やらないでいいことをやってしまう”ので疲れてしまいます。
自分の人生の中で本当に大事なことが分からなくなっています。
ですから、”何もしない休日”に”やらないことを選ぶ”作業はとても大切で意義のあることなのです。
やらないことをやらなければ、本当に大切なことだけ残りますからね。
具体的には、自分の一日のスケジュールを書き出してみて、”やらなくてもいいこと”を見つけ出してください。
私は、テレビとかスマホを見る時間が結構多いと気がついたので削ってみました。
40代独身女性の休日の過ごし方 まとめ
人生の中間地点にいる40代独身女性は心身の疲れが溜まっています。人生に対して焦りや不安があります。
でも毎日の忙しさに追われているので、人生についてじっくり考える時間がありません。
ですから今回は、何もしない休日を過ごすことをご提案しました。
- 何もしない休日の目的は、溜まった疲れを癒し、人生についてじっくりと考える時間を持つこと。
- ひと月に1日程度でよい。静かな時間をつくる。
- 時間の長さは自由。
- 何もしない休日は必要最低限のことだけやり、他のことは何もしない。
- やらないことを選び、やらない。本当に大切なことが見つかる。
- まず、疲れを癒しす。
- 感謝する時間を持つ。
- 将来に対して自由に思いをはせる。
私も40代半ばで何もしない休日でまず体の疲れをとったことで、心の焦りや不安が落ち着いてきました。あのとき立ち止まらずそのまま無理に進んでいたら、きっと自分は燃え尽きてしまったのではないかなと思います。
将来に対してネガティブな思いしかなかった私が、休日に静かな時間を過ごして自分に向き合ってみたら、自分にもやれることがまだまだあることに気がつきました。
あなたもぜひ何もしない休日を過ごしてください。きっと何かが見えてきてあなたの人生は変わっていくと思います。