ニューヨークの四季と気候は個性的!快適な服装と必須アイテムで楽しもう

短期的に滞在する旅行と違ってニューヨークに住むともなると、一年間の気候がどういうものなのか気になりますよね?

ニューヨークは緯度的には日本の青森と同じくらいの位置だそうですから、冬は雪が降り寒いということは予測できますが、他の季節はどうなんでしょう?

日本のようにニューヨークでも四季の移り変わりがはっきりとしているのでしょうか?

そこで今回はニューヨークに住むのなら知っておきたい気候についてと、四季を楽しむための暮らしの工夫と服装について、ニューヨーク在住3年間の体験をもとにご説明いたします。

四季の移り変わりが美しい街、ニューヨーク

立ち並ぶ摩天楼、人や車が行きかうストリート、そして常にビジネスやファッション、音楽、アートやトレンドなどで世界をリードしている大都会というのがニューヨークの代表的なイメージですよね。

でも、東京で生まれ育った私がニューヨークで暮らしてみると、東京よりもずっと自然を感じることができましたし、四季の移り変わりもはっきりと体験することができたのです。

それはマンハッタンのど真ん中にある巨大な公園「セントラルパーク」や他の6つほどある大きめの公園の存在によるところが大きいと思います。

散歩やジョギング、デートやピクニック、家族連れなどで公園に行くことで、ニューヨークの人々は木々や植物、動物、土や空などから五感で自然に触れ、季節を感じ取って、美しく変わっていく四季を楽しんでいるのです。

では、ニューヨークの四季の様子についてと、四季に合わせて快適に過ごすためにどんな服装と持ち物が必要なのかなどについてお話ししますね。

ニューヨークの春はサマータイムの始まり

ニューヨークの春は3月中旬から5月中旬くらいですが、3月中はまだ朝晩冷え込みますし、寒の戻りがあって雪もちらつく日もあります。

花冷えってことですね。

それなのにアメリカではいっせいに「サマータイム」が3月の第2日曜日午前2時からが始まってしまうのです!

「サマータイム」とは、Daylight Saving Time(DST)といい、太陽が出ている時間を有効に使う目的のため、標準時間を1時間進める制度のことです。開始日:3月の第2日曜日午前2時(午前1:59の次は時計を午前3時に進める) 終了日:11月第1日曜日午前2時。(午前1:59の次は時計を午前1時に戻す)

春が来た感じではないのにいきなり「サマータイム」になってしまったので、”春を待ち望む情緒がなにもないじゃないか”とちょっと嘆いてしまった私でした。

それはともかく、まだ寒いのに時計だけは「サマータイム」になることは覚えておいてくださいね。

春の気候は日本に似ているが情緒的には大違い

それでも4月になると少しずつ気温が上昇してきて、5月に入るともう初夏のような気候になります。

このように気温の上がり方が急激なので、春が短く感じられます。

ただし、1年をとおして湿度が低いのでとても爽やかで新緑が美しい季節となります。

3月から4月というと日本人は桜がいつ咲くかとソワソワしている時期。卒業とか入学、年度末やら入社とかの”変わり目”の時期で何かとイベントが多く、何かと浮かれモードになっている感があります。

しかしアメリカでは5月が卒業式で9月に入学・新学期ですし、決まった時期に新卒の社員を雇用する習慣もなければ、お花見の習慣もありません。

ですから私としては春が来たというワクワク感をニューヨークでは感じられずにちょっと残念でした。

服装は自分の感じるままに着るのが正解

ニューヨークの人たちにとっては春の到来よりも夏が待ち遠しいようで、サマータイムが始まるや否や夏が来たと喜ぶ人や半そでを着る人などもいます。

とは言え、ほんとに温かくなるまでは、軽めのコートやダウンジャケットは着用した方がいいと思います。冷え性の人は冬服を堂々と着ましょう。

日本ほどではないのですが、春は気候が変動しやすいです。だからこそ、自分の感覚を大事にして必要な服を着ることが大事です。

ニューヨークは季節に関わらず日差しが強いので、サングラスを持ち歩くといいですよ。

梅雨はありませんが、雨がぱらつくときもあるので濡れたくなければ折りたたみ傘を持ち歩きましょう。

ちなみにニューヨークの人たちは多少雨がふってもすぐに傘をさしません。ビニール傘は売ってませんのでご注意を。

季節に関わりなくニューヨークの人たちは自分が着たいものを着る

日本では春なら春らしい服装をするべきであるという考え方があったり、周りの人たちの服装に合わせなければ自分が目立ってしまうとか、恥ずかしいとか思ってしまいますが、ニューヨークではそんなことを気にする必要はまったくありません。自分が寒いと感じたら夏でもセーターを着ていいし、暑いと思えば冬でも半そでを着ていいのです。

ニューヨークではお花見禁止?

4月ともなると、いろいろなお花が咲き始めます。私はやっぱり桜の花が咲くところが見たくて、ニューヨークの公園に桜の木を探してみました。

桜の木は確かにありましたけど、日本のように大量の桜の木が植えられているような場所はありませんでした。

でも桜の木があったとしても”お花見”はできないのです。

ニューヨーク市の条例では屋外・野外での飲酒が禁止されています。だから桜の木の下でお弁当やソフトドリンクを飲み食いするならいいのですが、お酒を飲むことは出来ません。

ちなみに酔っ払いのおじさんが千鳥足で歩いているとか、酔っぱらった若者たちがたむろしているなんていう日本の繁華街でよく見かける光景はニューヨークで見たことがありません。

ニューヨークの夏は冷えすぎに注意

ニューヨークでは5月から平均気温が20℃を超え初夏が始まり梅雨がないのでどんどん気温が右肩上がりになっていきます。

7月から8月の気温は30℃越える日が多く、照り付ける日差しが肌をじりじりと焦がします。

ただし年間の平均湿気が66%と湿気が少ないので木陰に入れば暑さがすっと消え、汗もすぐに渇きます。

喉も渇きますので、水分をこまめに補給してください。(ちなみにニューヨークの水道水は安心して飲めます。)

しかし、高温多湿の東京の夏に比べて、なんと過ごしやすいことかと喜んでいるのは私だけのようです。

現地の人たちにとってはこの暑さはとても耐えられないようで、屋内ではどこでも冷房がキンキンにきいています。それが半端なく寒いのです!

夏こそ防寒対策をこらした服を着よう

という訳なので、学校や会社など屋内で過ごす時間が多い方は、冷房の寒さをしのげ、かつ屋外に出たときは暑さにも対処できる服を着る必要があります。

上着やカーディガンを持ち歩き、首の冷えを守るためのスカーフや、足腰が冷えやすい方はスカートよりはパンツ、もしくはレッグウォーマーを持ち歩くといいと思います。

そして、熱い日差しから頭を守る帽子と目を守るサングラスも真夏の必携品です。

アメリカでは気温の単位は華氏を採用しているので、℉と表示されますのでご注意ください。いちいち換算しているのは大変なので、スマホの気温設定を摂氏に変えるといいと思います。ちなみに摂氏20℃は、華氏68℉です。

それでもニューヨークの夏は過ごしやすい

私はどうしても蒸し暑い東京の夏と比べてしまうので、ニューヨークの夏はとても過ごしやすく快適だと思います。

まず、湿度が低いので汗をかいてもベトベトせずにすぐに渇くから肌がベトベトする不快感がありません。

住んでいたアパートにはエアコンがついてませんでしたが全然平気でした。

日中はずっと部屋にいるとさすがに暑いのですが、そういうときは近くのカフェや本屋に避難していました。

日が暮れるのは午後8時ごろなので活動時間が長く感じられます。

日没後ニューヨークの街は、爽やかに”クールダウン”するので一日の終わりにリラックスできますし、熱帯夜がないことも快適でした。

最も嬉しかったことは、ニューヨークではまったく蚊にさされなかったことです。(公園にはやぶ蚊や虫はたくさんいましたけど)

夏季だけニューヨークで暮らせたらいいなあと思ってしまいます。

色鮮やかで活気づく秋のニューヨーク

9月中旬からサマータイムが終わる11月初めくらいまでがニューヨークの秋、一番いい季節だと思います。

日中の気候は暑すぎず、寒すぎずですが、朝晩の気温がだんだんと下がって行き、10月中旬ごろから紅葉が始まります

木々がいっせいに色づくさまは本当に美しいですから、ぜひこの季節にニューヨークに訪れてください。

まだ終わらないサマータイムにご注意

朝晩の気温が下がり、紅葉も始まり、すっかり秋の気分なのに、「サマータイム」はまだ終わりません(11月の第1日曜午前2時で終了)

そのせいなのか、”夏が終わったことを認めたくない”とばかりに、ニューヨークの秋は活気づいています

アメリカの学期始めは9月なので新入生が集まってくるだけではなく、6月から8月までの長い夏休みを終えた子供たちや学生たちが戻ってくるからかもしれません。

でも困ったことに、10月中旬あたりから最低気温が12℃くらいに下がるのに、アパートの暖房を入れてくれないのです。(ニューヨークでは暖房を個々の部屋に自分で取り付けるのではなく、アパート全体を温めるシステムになっています。)

ですからこの時期に体調を崩しやすいのでご注意ください。

秋の装いを楽しもう

9月までの日中はまだ暑い日もありますが、半そででは寒いと感じるようになってきます。

気を付けなければならないことは、やはり「サマータイム」の影響。10月になってもバスや地下鉄は冷房をきかせてますからご注意ください。

なので、寒いと感じるのならさっさと冬の服装にしてしまった方がいいです。

でもまだ厚手のコートは着なくてもいいこの時期に大いにおしゃれを楽しんでくださいね。

意外に寒さを感じないニューヨークの冬

12月中旬から3月中旬ぐらいまでが冬、雪も降りますし、気温は氷点下まで下がることもありますからさぞや寒いのかと思いきや、意外に寒さに耐えられるものなのです。

その理由の一つは、アパートの建物全体が24時間暖房で温められているせいだと思います。

部屋の中にいるときに体が芯まで温められているので、その温まった体をコートや帽子、手袋で包めば、零度近い外に出てもしばらくは体温を保てるからです。

もう一つの理由は、夏の間に冷房でキンキンに冷やされたため、低温に耐えられるよう鍛えられたからではないかと思うのです。

ニューヨークの冬で最も嬉しいのは、朝起きるときになかなか布団から出られないというようなことがないことです。

冬の必須防寒アイテムで温かく

ニューヨークの冬は服装をばっちり防寒対策さえすれば乗り越えられます。

冬の必須アイテムは、軽くて温かく丈の長いコート、帽子(耳の隠れるもの)、マフラー、手袋です。コートの丈は絶対に長い方がいいです。

足元はすごく冷えるので女性はスカートを着るなら厚手のタイツとブーツまたはレッグウォーマーをつけた方がいいです。

下着も自分の体温を温存できるタイプの下着なら、もうばっちり温かく過ごせます。

室内はとても温かいので脱ぎ着しやすい服であればなおいいでしょう。

雪がふった日は防水加工されたすべりにくい靴を履きましょう。

ニューヨーク市の月別平均気温

アメリカでは気温は華氏℉で表示されますが、分かりやすくするため摂氏℃でも並記しておきます。

最高
気温
華氏℉
最低
気温
華氏℉
最高
気温
摂氏℃
最低
気温
摂氏℃
38271月4-3
42502月5-2
50353月102
61454月167
71545月2212
79646月2618
84697月2920
83688月2820
75619月2416
645010月1810
544211月125
433212月60
6248年間179

出典:Curret Results

まとめ

いかがでしたか。大都会ニューヨークは意外に四季の移り変わりがはっきりとしていて、自然の息吹を感じられる街なのです。

しかし3月から8か月も続くサマータイム、真夏でもセーターを着こむほどの強い冷房、そして部屋の中が半袖でも暑い冬というニューヨークならではの暮らし方があります。

そんなニューヨークで快適に暮らすコツは、季節にこだわらず、周りの人たちに合わせず、自分の感じたままに着たい服を着ること。

それが自分らしくニューヨークで暮らしていくコツですよ。

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