ニューヨークのルールとマナーを知ってニューヨーカーのように過ごそう

トレンディでおしゃれで世界的な都市ニューヨークに来たのなら、観光客のようではなく、ニューヨーカーのようにふるまえたらカッコいいですよね。

そのためにはニューヨーカーが心得ているルールやマナーを事前に知っておく必要があります。

そこで今回は、ニューヨーク在住経験3年の私が、旅行ガイドにはなかなか載っていないニューヨークのルールマナーについてご説明いたします。

大切な3つの言葉 ”Hello” “Please” “Thank you”

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アメリカの素敵なマナーとして筆頭にあげたいことは、挨拶とお願いと感謝の言葉がいつもあることです。

“Hello!” こんにちは!(朝昼晩、いつでも誰に対しても使えます。)

“Please” お願いします。

“Thank you.” ありがとう。

様々な国や文化の人たちが集まるニューヨークにおいては、互いが安全な者であることを確かめ合うため、コミュニケーションをはかるために特に重要な言葉だと私は思います。

いつでも、どこでも、誰に会ってもこの3つの言葉だけは忘れないようにしてください。

英語に自信がなくて、”通じるかな”とか、”発音を正しく言えるかな”とか、”恥ずかしい”などと思うかもしれませんが、間違えるより何も言わない方が無礼ですし、恥ずかしいことです。

たとえばこんな場面でこんな風に使います。

ショッピングで

ショッピングでお店に入ったら店員さんの方から挨拶されますが、黙っていたり、目を背けたり、無視しないでください。

店員 “Hello, how are you?” (こんにちは。ご機嫌いかがですか?)

あなた “I’m fine, thank you.” (どうも、ありがとう。)

店員さんから、何かお探しですかと尋ねられたら

店員 “May I help you?” 

具体的に欲しいものがなければ、「ただ見ているだけです」と答えましょう。

あなた “No thank you. I am just looking.”

黙っていると怪しい人と思われてしまう場合があります。恥ずかしがらず笑顔で受け答えしましょう。

カフェで

飲食店での注文の時に、pleaseをつけるのをお忘れなく。

あなた “I would like a cup of coffee, please.” (コーヒーをお願いします。)

注文したものが運ばれてきたら、“Thank you”をお忘れなく。

他にご注文は?と聞かれますので、以上でよければちゃんと断りましょう。

店員 “Would you like anything else?”

あなた “No, thank you.”

  • 人と会ったら”Hello”というのがマナー。
  • レストランで注文するときなど、お願いするときは”Plesase”をつけましょう。
  • 何かをしてもらったら必ず ”Thank you.”

ニューヨーク式思いやりマナー

ニューヨークで行われている普通のマナーは、他の人に対する思いやりにあふれていると私は思います。

でも日本にはこのような習慣がないので、ついやってしまわないよう、これらのマナーを覚えておきましょう。

ドアを押さえる

自分がドアを開けたときに後ろから誰かが来ているのなら、ドアを押さえてドアがしまらないようにしておくのがマナーです。

日本人にはこの習慣がありません。

ですからそのまま行ってしまった場合、後ろの人の鼻先でドアがバタンとしまるという非常に思いやりのない事態になってしまいます。

でも、日本人はエレベーターの乗り降りにドアを押さえておくとか、「開く」ボタンを押しておくということはできるので、難しいことではないと思います。

このマナーを忘れないコツは、ドアを開けるときに後ろを振り返る癖をつけることです。

ちなみに自動ドアではこの気遣いは不要です。

回転ドアのマナー

築100年クラスのビルが多いニューヨークでは、昔ながらの回転ドアが設置されているビルが少なくありませんから回転ドアのマナーを心得ておきましょう。

回転ドアには一人ずつ入りましょう。

最近の回転ドアは2名以上入ってもいいものがありますが、非常にまれです。

私が初めてニューヨークに行ったときのことです。回転ドアの入り方が分からず突っ立っていたところ、女性がさっと入っていったので、すぐ後についていったら一緒に入ってしまいました!

入ってみると結構狭いので、”あっ、失敗した!”と思ったのですが、どうにもできず…。

それよりもその女性の方がもっとびっくりしていて、私は彼女に怒られてしまいました。

回転ドアの横にはたいてい普通のドアがありますから、無理せず普通の方をお使いください。

レディー・ファースト

ハリウッド映画なんかで見たことないですか? 男性が先にドアを開けて、ドアをおさえ、女性を先に行かせるという、これがレディー・ファースト(Ladies first)です。

私が実際にニューヨークで”レディー・ファースト”に遭遇した時のことです。レストランの入り口で突然、彼が私の後ろにまわったのです。(そのときはレストランのドアがすでに開いてました)

私は意味がわからずしばしフリーズしていましたが、”Please go ahead.”(どうぞお先に)と言われて、”あっ、これがレディー・ファーストだ”と気がつきました。

このように時代の最先端をいくニューヨークでもレディー・ファーストのマナーは健在です。

アメリカの家庭では男子がプリティーンのころから教えられているそうです。

男性はデートのときだけではなく、いつでもまわりに女性がいたらレディー・ファーストするのがマナーです。

こういう習慣のない日本人男性がレディー・ファーストを実行するのは難しいと思いますが、少なくとも以下の3つを覚えておいてください。

  • ドアは男性が開け、後に続く女性が通り過ぎるまで手で押さえておく。
  • エレベーターではドアを押さえて女性を先に乗せる。降りる際もドアが閉まらないようにして女性を先におろす。
  • 男女が道路を連れ立って歩くときは車道側を男性が歩く。

女性の方もレディー・ファーストしてもらったら、”Thank you.”をお忘れなく。

ニューヨークならでは?のルールとマナー

日本にも同じものはあるけれども、ニューヨークではルールが違うものがあります。

それを知らないで日本と同じようにやっていたら、違反になる場合があるので、前もって知っておいてくださいね。

ニューヨーク・タクシーの新ルール

ニューヨークのタクシーといえば、イエローキャブと決まっていましたが、最近、グリーンキャブが登場しました。

どちらのタクシーもニューヨーク市が運営していますが、乗降する地域によって区分けされたのです。

イエローキャブが送迎する範囲は、主にマンハッタンで、北はWest 110th StreetまでとEast 96th Streetまで、南はダウンタウンまでとされています。

グリーンキャブはBoro Taxiとも呼ばれています。

お客さんを乗せていいのは、マンハッタンの北部(West 110th StreetとEast 96th Stree以北)と、ブルックリン、クィーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドの4つの行政区(boroughs)となってます。(お客さんを降ろすのはどこでも構いません。)

たとえば、グリーンキャブはタイムズスクエアでお客さんを降ろしてもいいのですが、お客さんを乗せてはいけません。

また、イエローキャブをつかまえたお客さんが、”ブルックリンに行ってください”と言った場合、イエローキャブは乗車を断ることができます。

だから、乗る前に確かめた方がいいと思います。

ニューヨーク市バスのルール

ニューヨーク市内の地下鉄とバスはニューヨーク市都市交通局(New York City Transit Authority)が運営していますので、料金の支払いには両方ともメトロカード(Metro Card)を使用することができます。

マンハッタンだけではなく、ニューヨーク市全部で使えるので、ニューヨークでの滞在日数が決まっていれば、メトロカードを購入するのが便利でお得です。

特にバスの利用を考えている人は、メトロカードがないと非常に不便です。

バス料金: 市内一律$2.75。 メトロカードか現金で支払う

現金で支払う場合は、硬貨しか使えない。

1ドル硬貨や札は使えない。

お釣りは出ない、両替もしてもらえない。

というルールなので、硬貨をそろえることができなければ乗せてもらえないのです。

しかし、ニューヨークの人たちは親切なので、硬貨が足りなくて困っていると、たぶんそこかしこから手が出てきて、コインを寄付してもらえることでしょう。

”Will somebody give me coins?”と言えば確実に助けてもらえると思います。

乗車するときのルール:
前方から乗車。降りてくる方を先にする。
降りるときは前からでも後ろからでも降りられる。
車椅子で乗車する方がいたら、車いすの方がバス内に固定されるまで待つ。

移動手段としてのバスは地下鉄よりもずっと時間がかかるのですが、ニューヨークの街や人々の様子をのんびりと眺められるのでぜひ一度は乗ってみてくださいね。

自転車のニューヨーク・ルール

ニューヨークの街を自転車で走り抜けたいと思っている方は、シティバイクをレンタルすることができます。

ただし、ひとつ気をつけてほしいことがあります。

自転車は車道で乗るもの。歩道で乗ってはいけません。

自転車に乗らずに、歩道を自転車を押して歩くのはOKですが、歩道で自転車に乗ったらルール違反です。

警官に見つかると注意され、罰金を命じられることもありますのでこのルールを覚えておいてください。

地下鉄の乗り方マナー

降りる人を先にして、乗る人が後というマナーは日本と同じです。

でも大きく違う点はこれです。

地下鉄が混んでいるとき、人を押して乗り込むことを絶対にやらないでください。

アメリカ人は他人に押されたり、触られたりするのが大嫌いです。

混雑している車内でも、自分の周りにはある程度の空間を作りたいみたいです。

私が地下鉄で通勤していた時、朝の通勤時間帯なのに、電車が混んでいると見送る人たちがいるので驚きました。

混み合う電車に乗るよりは、遅刻した方がいいのでしょうかね。

とにかく、人を押してまで地下鉄に乗り込むのはマナー違反と思っておいてください。

うっかり押してしまったら、すぐに謝ってください。そしてその電車からすぐに降りた方がいいと思います。

虫の居所の悪い人に当たってしまったらトラブルになる可能性がありますから。

レジの並び方にもルールがある

ニューヨークでのお買い物は楽しいですね。特に大きなスーパーにはいろいろと珍しいものが売ってますし、おみやげにできそうな商品も満載です。

でも、レジの並び方にルールがあるお店での清算にはご注意ください。

支払方法によってレジが違う

クレジットカード払い専用のレジと現金払い専用のレジがあります。

何も表示がなければ両方ともOKということです。

長蛇の列に並んだ挙句に、レジを間違えたことに気がついても受け付けてもらえず、並び直しなんてことにならないように注意しましょう。

購入商品数によってレジが違う

ニューヨークの大型スーパーではたいてい長蛇の列ができています。

その待ち時間を少なくするために考えられたのは、購入する商品の数によってレジを分ける方法です。

“Under 10 items”

という表示があれば、商品数10個以内の買い物客が並ぶレジということです。

よく見ないと、商品数が多いのに少ないところに並んでしまい、レジ前で却下されますから、並び直しとなってしまいますのでご注意ください。

理解されない日本のマナー

日本では思いやりのあるマナーだと思うことがアメリカではそう思われないことがあります。

風邪をひいたときに他の人にうつさないようマスクをつけるのは、ニューヨークではマナーと受け取ってもらえません。

マスクをするのは病院など医療関係の場所で、医者や看護師がつけるものだという認識があるからです。

もしくは、道路工事などの作業員が粉塵を吸わないためにマスクをかける場合はありますが、医療用のとは違うものです。

それを知らずに私が教会にマスクをつけて行ったら、みんなが口々に”それは変!”だとか、”看護師みたい”とか言われてしまいました。

まとめ

いかがでしたか。ニューヨークというと人々が忙しく行きかい、他人には無関心というイメージがあったのではと思いますが、ニューヨーク・ルールとマナーは細やかな思いやりにあふれるものでしたね。

様々な民族や価値観が異なる人たちが集まると衝突や誤解が生じやすいものですが、ニューヨークではこのような決まりや習慣がお互いの交流を円滑にさせて、うまく共存しているのではないかと思います。

私もニューヨークに住んだ3年の間にこうした素敵な思いやりを受けて外国人としてはとても嬉しかったことやニューヨークがますます好きになったことをこの記事を書きながら思い出しました。

ですからぜひ、ニューヨークに行く前にニューヨーク・ルールとマナーを知って、素敵なおもいやりにあふれたニューヨーカーのように行動してくださいね。

  • “Hello” “Please” “Thank you”を忘れずに
  • 後ろから来る人のために、ドアを押さえてあげる
  • 回転ドアにはひとりずつ入る
  • レディー・ファースト
  • マンハッタンではグリーンキャブに乗れない
  • バス料金の現金払いには硬貨しか使えない
  • 歩道で自転車に乗ってはいけない
  • 人を押してまで地下鉄に乗り込んではいけない
  • レジの並び方にルールがある
  • マナーのためにマスクを着用しなくてもいい。

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